8/29上映会&お話会 ご参加ありがとうございました。【報告】
8月29日(土)、豊川グランドホテルにて、ドキュメンタリー映画『食べることは生きること ~アリス・ウォータースのおいしい革命~』の上映会とお話会を開催しました。
会場には、夏の終わりの土曜日の午前にもかかわらず、約100名の方にお集まりいただきました。
映画『食べることは生きること』——アリス・ウォータースのおいしい革命
映画では、カリフォルニアのレストラン「シェ・パニース」を営み、学校の校庭を菜園に変える「食育菜園」を広めたアリス・ウォータースさんの活動を紹介。
「地元で採れたものを、その季節に、おいしく食べる」というシンプルな実践が、人の暮らしや地域をどのように変えていくのか。食を通じた彼女のメッセージに、参加者も深く考える時間となりました。

上映後には、「食べることは生きること」という言葉に感動した、食と農、人とのつながりについて考えさせられたという声が多く寄せられました。
「これからの日本に必要な視点」「自分でも、身近なところから世界を平和にできると知った」といった社会的な気づきに加え、
「野菜を自分で育ててみたくなった」
「庭を食べられる場所に変えていきたい」
「季節のものを、もっと大切に味わいたい」
「子どもと一緒に食や農について考えたい」
「地域の人とつながりながら、できることを始めたい」など、具体的な行動につながる感想も聞かれました。
映画を通して、毎日の食事や暮らしを見つめ直し、自分にできる小さな一歩を考える有意義な機会となりました。
お話会「暮らしの中に、食べられる森を育てる」
上映会のあとは、静岡県浜松市で「フォレストガーデン」を実践する川村若菜さん(合同会社Permaculture Design Lab.共同代表)をお迎えし、庭づくりと暮らしについてのお話を伺いました。


川村さんがまず大切にしているのは、庭をつくる前に、その場所をよく観察することです。太陽の高さや風の向き、水の流れ、地形や土の色、そこに暮らす鳥や虫、そして人が何を感じているのか。時間をかけて見つめることで、その土地に合った庭の姿が見えてきます。
フォレストガーデンは、森のように植物の高さや役割を重ね、森の力を借りて育てる考え方です。木陰や地面を覆う植物が土を守り、根が土をほぐし、さまざまな植物が共に育ちます。川村さんたちの庭では、かつて土が固くなった耕作地に、今では200種類以上の植物が育ってうすそうです。
植物が増えると人が集まり、会話が生まれる。保育園や公園、公民館、小学校など、庭から地域へ広がる実践も紹介されました。「食べられる森」から「食べられる街」へ。川村さんたちは、2035年までに全国1000か所を目指しています。
果樹を一本植える、ハーブを育てる、雨の日に水の流れを観察する。身近な小さな一歩から、自然とつながる暮らしを始められる、とても豊かな時間となりました。
今日の出会いに感謝!
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。私たち「穂の国の森からつながる地域づくりの会」は、森や自然の恵みに学びながら、地域の暮らしと未来を考え、行動するための活動を続けています。山の見学会や植林活動、子どもたちへの啓発活動など、これからも東三河の森と暮らしをつなぐ活動を続けてまいります。
今回の上映会とお話会では、食べること、育てること、庭をつくること、そして人とつながることが、すべて一つの輪の中にあるのだと改めて感じました。自然を身近に感じる暮らしは、特別なことから始まるのではありません。季節のものを味わうこと、身近な植物に目を向けること、庭や地域の小さな変化を観察すること。その一つひとつが、豊かな地域や持続可能な未来につながっていきます。
これからも私たちは、自然から学び、地域の皆さまと語り合い、次の世代へつながる暮らしを育んでまいります。今日の出会いや気づきが、それぞれの暮らしの中で新たな一歩となり、やがて地域全体へ広がっていくことを願っています。私たちの会にご興味をもたれましたら、お気軽にイベントにご参加下さい。

